起業家のための黒い本 El libro negro del emprendedor
数年前に日本でもベストセラーになったグッドラックの著者Fernando trias de besの起業家向けに書かれた本です。
ここでは起業家(empreador)と経営者(empresario)は似て非なるものであるといっているところが興味深いです。
文章はグッドラックと同様に平易で読みやすいです。ただ例としてあげている企業が日本では耳なじみのないスペインの企業であるところは仕方ないですね。
著者はこの本の中で14の「起業家が失敗するための秘訣」を紹介しています。このあたりが「黒い」本とタイトルした由縁ですね。
1.起業は目的を持ってやれ、でも動機付けはいらない。
2.起業家としての性格はいらない。
3.闘士、努力家であってはいけない。
4.共同経営者はいらないと思ってもいれろ。
5.共同経営者は重要な判断基準を持たずに選べ。
6.分割できないときでも、すべて当分に分けろ。
7.共同経営者への信頼とコミュニケーションをへらせ。
8.成功を前提にアイディアを考えろ。
9.自分が好きでない、あるいはよく知らない分野に手をだせ。
10.活況に魅力がない分野に手をだせ。
11.家族の要望、物質的野心を基本として事業を展開せよ。
12.心身のバランスをとることを想定しないで起業せよ。
13.すぐに利益がでない、維持が難しいビジネスモデルを創造せよ。
14.経営者ではなく起業家であれ。引き際を考えるな。
かなり拙い訳だけど・・・ちょっとは本の内容がわかるでしょうか・・・