タイ風炊き込みカレーご飯

同時並行で複数の料理をつくらなければならないときに、煮込みのために超時間コンロを使うカレー料理は不向きです。そこでできるだけ炊飯器のような開いている料理器具を使うことで短時間に効率よくつくれるカレーはないかと考案したのがこれです。 材料米(…

タイの地中海風

パエリャ鍋をお持ちの人にはお薦め、手間がかからなくて簡単なわりに見た目が派手なのでパーティーでは重宝するメニューです。 材料 黒鯛 400g程度のものを2匹じゃがいも 大二個トマト 4個玉ねぎ 大1個オリーブオイル おおさじ3塩 適宜コショウ 適宜白ワイ…

パパイヤスープ

材料 (一人分)パパイヤ 1個 豚肉 1切れ とりささみ 1切れ ホタテ貝 1切れ キクラゲ 少々 コンソメスープ 100ml 塩・コショウ 作り方 パパイヤの上部をきりとり、種を取り出す。 パパイヤを支える容器にいれたまま4分ほど蒸す。 油をひいた鍋に鶏肉、豚肉、…

トマトと海老のパスタサラダ

材料ショートパスタ(ファルファッレやフジッリなど、ペンネは水きり)200g完熟トマト3つ海老 (すでに茹でてある小さい海老でよい)空豆コーンルッコラ (別になくてもよい) バジルペイスト(市販のもの) 塩 こしょう、 オリーブオイル 酢 作り方 鍋で湯…

納豆サラダ

【免責事項】 このレシピは健康管理だけを目的に作られております。このレシピ通りに作って、「まずい」としても当方は一切、責任を負いません。 納豆の持つ「血栓を取り除く効果」と酢の「血管を広げる効果」を利用した高血圧対応料理です。酢はあのキーン…

自家製海老風味さつま揚げ

ヨーロッパにいると日本では想像もつかないものが高級食材になります。 たとえば、練り物などはその部類に入りますね。今回はさつま揚げを作りました。 材料白身魚 200g えび 100g 卵白 1個 きざみねぎ おおさじ1杯あわせ調味料 片栗粉 おおさじ5杯 …

酸辣湯麺(サンラータンメン)

家庭でスープから作るラーメンを作る場合にまず失敗しないのがこの酸辣湯麺(サンラータンメン)。辛味と酸っぱさが食欲を刺激してくれます。ラーメンにありがちな余分な脂肪分もありませんので、健康的です。 味については、できあがったあとでもラー油や酢…

からすみスパゲッティ

日本でカラスミといえば、だいたいはボラの卵でつくりますけど、スペインではマグロやタラのたまごでつくります。そこでこのスペインのカラスミを使ってスパゲティを作ってみました。 材料(2人前): スパゲッティ 180g たらのカラスミ 50g 昆布茶 小さじ1…

聖パトリキウスの日

3月17日はアイルランドにキリスト教を広めた聖パトリキウスの亡くなった日です。アイルランドではこの日をSt. Patrick’s dayと称して、祝うんですね。 で、なんでバルセロナに住んでいる僕がアイルランドのことを話しているかというと、僕の住んでいるマ…

イベリコ豚のカルボナーラ

イタリアとスペインの出会い!! 材料(2人前) パスタ 200g イベリコハム 2切れ 生クリーム 150g パルメザンチーズ 大匙3はい 卵の黄身 1個 塩 黒コショウ 作り方1.イベリコハムをキッチンペーパーの上にだし、一晩置く 2.一晩おいたハムをこま…

豚肉の黒酢ソースがけ

材料: 豚フィレ肉 300g 長ネギ 青い部分を2本 ショウガ 2かけ 片栗粉 適宜 ソース黒酢 大匙4杯 砂糖 大匙1杯 オイスターソース 大匙1.5杯 醤油 大匙1杯 豆鼓 小さじ1杯 作り方: 豚肉にタコ糸でまとめる。 鍋に豚肉がかぶるくらいまで水をいれて、そこ…

世界最速の演奏?

ベートーヴェンの交響曲第7番の第四楽章といえば、かつて「のだめカンタービレ」で使われて、かなりポピュラーになった音楽ですね。 実際にその時期、東京のすべての楽器屋からこの曲のスコア(総譜)が消えてしまったくらいだから、テレビの影響おそるべし…

京風梅オムライス

材料:梅干し 大一個 卵 一個 ネギ 5cm程度 紅ショウガ 少々 ご飯 お茶碗一杯 醤油 大匙1杯 オイスターソース 小匙1杯 片栗粉 適宜 みりん 大匙1杯 ネギをみじん切りにする梅干しの種をとり包丁でたたくよく熱した中華鍋に少量の油をたらす。ご飯をいれる。…

吉田兄弟

先週、津軽三味線の吉田兄弟のバルセロナ公演に行ってきました。 津軽三味線とスペインのフラメンコギターでは、撥弦楽器であることと、右手側で楽器の本体を叩く音もも音楽の一部と捉えるところなど非常に似ているんですね。 ギターで弾きやすいキー(調性…

タラゴナ・ネギを食べに行く

ネギといえば、日本では当たり前の食材、統計によると日本人は年間に70本のネギを消費するそうな・・・。 ところで、カルソッツというネギがスペイン(もしくはカタロニア地方)では冬の風物詩なんですね。単に炭で焼いて食べるというだけのものなんですけど…

観光地の改修工事について

今、バルセロナ市内では、カサ・バトリョのとなりの家が改修工事に入っていますね。 バトリョの曲線美と好対照をなしていたんですけど、ちょっと残念。 カテドラルは相変わらず改修工事中です。ここに住んで3年以上になりますが、いまだかつて私はこのカテド…

人はそこまで・・・・

「人はそこまで人を愛せるのか」という文章は、たしか直木賞作家の東野圭吾の「容疑者Xの献身」にあったと思います。 さて、この話も前回の続きです。 テーマは「人はそこまで寝れるのか」(情けな!!) ということで、2月28日から約一日の睡眠量をかぞえま…

ファーストクラス

前回の続きです。 さて、ラッキーなことにファーストクラスに搭乗できた私ですが、ここでダイエットにつき「機内の中では固形物をとらない」ということを決めていたことに気がつきました。 これにはマジで悩みましたね。 でも、なんとかしなくしゃいけない。…

想いは通じる

なんて、タイトルですけど、レンアイネタでもなければ、自己啓発系教訓ネタでもありません。 はっきりいって自慢話です。 そういうのを読みたくない人はクリックしてどこかにヨソにいくことを強くお勧めします。 今朝はスペインに帰る飛行機に乗る予定だった…

ヨーロッパの上空より

私は、地球温暖化を人類存続の危機の原因としてはあんまり(というよりまったくですね。人類はもっと別の理由で近い将来トンデモない目にあいます)、気にしていないんですけど、それにしても暖かいですね〜。 バルセロナからフランクフルトへの移動の間、飛…

女性文学と和歌:平安朝の代表作品

2月20日、表題の講座を受講してきました。 講師は、Jordi Mas先生100人近く入るセミナー室は、ほぼ満席。うち日本人は、私と義理できている大使館関係の方だけ(汗)残りは全員スペイン人の学生です。(フランス人もいたかもしれないけど、そんなの区別がつ…

ティビダボ

バルセロナって街は、地中海に面して横に広がっているところです。というのは、海から10kmくらいはいったところに、ティビダボ地区という小高い丘があるからなんです。これが邪魔して内陸の方には発展していない。うん、神戸と似たような構造とでもいいまし…

ポブレ修道院 (Abadía de Poblet)

ポブレ修道院は、バルセロナから約100kmほど西にいった、カタルーニャの田舎の片隅にあります。ところでこのポブレ修道院は、世界文化遺産に指定されている修道院です。 現存している(使える)修道院としては、ヨーロッパでは最大規模のものだそうです。私…

料理の醍醐味

料理の醍醐味って、improvisation (=即興、アドリブ)だと思うんですよ。そういう意味ではJAZZに近いかも・・・。 レシピに書いてある材料をキチンと揃えて、用意ドンで作るのから離れると、冷蔵庫の中の材料の状況か最良かつ効率的なコンビネーションを考…

知的なダイエット 〜何も失うことなしにやせるために〜

原題:La dieta inteligente 著者:Dra. Pilar Riobó Serván 手に取った理由は、スペインで食生活がある以上、豆腐やこんにゃくを食べましょうなんてダイエット知識は役にたたないと思ったからです。結果的には日常で使われる医学用語をおぼえることができた…

ウサギを食べる人達

スペインを表す「イスパニア」の語源は、フェニキア人のいっていたi-spn-yaからだといわれている。 このi-spn-yaは、「ウサギの住む土地」という意味だ。 ウサギが住む土地に住んでいる以上、ウサギを食べるのも当然だろう。 ここでは普通にウサギがスーパー…

古典を外国語で読む(3)

更級日記 更級日記は、和泉式部日記や紫式部日記と大きく違うのは、日記がカバーする期間です。和泉式部日記、紫式部日記が1年から3年くらいの期間について書いているのにたいして、更級日記は少女時代からの約40年間を題材にしています。 その折々に書かれ…

古典を外国語で読む(2)

紫式部日記かの源氏物語の作者、紫式部の日記です。日記は前半が彼女が使えている中宮彰子の出産に関する事件(祭礼)を追いかけ、後半は作者の内面を綴っていくという構成になっています。 和歌の挿入が他の日記に比べて極端に少ないのは、和歌の腕前は「源…

500年後に残っているブログ

紫式部日記を読んでいて、ふと思いついたことです。 紫式部日記は、非公開を前提とした普通の日記です。 私の愛読書のひとつであるマルクス・アウレーリウスの「自省録」も公開を前提として書かれたものではありません。 また、カフカの作品はすべて死んだら…

古典を外国語で読む(1)

日本人で日本の古典作品を外国語で読む人というのは、そうそういないと思う。そりゃそうでしょうよ。まず日本人で古典作品に興味があるなんていうと、その確率たるやNHK杯囲碁トーナメントとの視聴率と同じくらいしかないだろうし、さらにその中で、外国語で…