知的なダイエット 〜何も失うことなしにやせるために〜

原題:La dieta inteligente 著者:Dra. Pilar Riobó Serván 手に取った理由は、スペインで食生活がある以上、豆腐やこんにゃくを食べましょうなんてダイエット知識は役にたたないと思ったからです。結果的には日常で使われる医学用語をおぼえることができた…

古典を外国語で読む(3)

更級日記 更級日記は、和泉式部日記や紫式部日記と大きく違うのは、日記がカバーする期間です。和泉式部日記、紫式部日記が1年から3年くらいの期間について書いているのにたいして、更級日記は少女時代からの約40年間を題材にしています。 その折々に書かれ…

古典を外国語で読む(2)

紫式部日記かの源氏物語の作者、紫式部の日記です。日記は前半が彼女が使えている中宮彰子の出産に関する事件(祭礼)を追いかけ、後半は作者の内面を綴っていくという構成になっています。 和歌の挿入が他の日記に比べて極端に少ないのは、和歌の腕前は「源…

古典を外国語で読む(1)

日本人で日本の古典作品を外国語で読む人というのは、そうそういないと思う。そりゃそうでしょうよ。まず日本人で古典作品に興味があるなんていうと、その確率たるやNHK杯囲碁トーナメントとの視聴率と同じくらいしかないだろうし、さらにその中で、外国語で…

Haruki Murakami

村上春樹の短編集「めくらやなぎと、眠る女」がスペインで翻訳出版されました。 これは村上春樹が1980年代から2005年までに発表した短編の中から選定収録しているものです。だから収録作品は英語版とも日本語版とも違います。 さて、村上春樹といえば、日本…

起業家のための黒い本 El libro negro del emprendedor

数年前に日本でもベストセラーになったグッドラックの著者Fernando trias de besの起業家向けに書かれた本です。 ここでは起業家(empreador)と経営者(empresario)は似て非なるものであるといっているところが興味深いです。 文章はグッドラックと同様に平易…

禁じられた航路 La ruta prohibida

この本は、世界史(おもに西洋史)の謎の部分にスポットをあてて諸説を紹介している本です。 タイトルにある禁じられた航路とは、1492年のコロンブスの新大陸発見についてなんですけど、歴史をちょっとでもかじったことがある人なら、コロンブスの数世紀前に…

Al éxito en 5 movimientos

Juan Luis Carratalá著 今年の目標はスペイン語の本を100冊読むということでやってるわけですが、今日読み終わったこの本で6冊目です。邦題をあえてつけるなら、「成功への5つの動作」とでも訳しますか。 副題が「整体メソッドを使った企業と身体の指導」…

終わりなき世界(Un mundo sin fin)

どうでもいいことをオッカケてます。先日絶賛しましたKen FollettのWorld without endのスペイン語訳、Un mundo sin finが発売になりました。 ところがこのプロモーションがハンパじゃないんですね。 これはバルセロナ市内中心にある本屋の写真です。 まず、…