からすみスパゲッティ



日本でカラスミといえば、だいたいはボラの卵でつくりますけど、スペインではマグロやタラのたまごでつくります。

そこでこのスペインのカラスミを使ってスパゲティを作ってみました。




材料(2人前):
スパゲッティ 180g
たらのカラスミ 50g
昆布茶 小さじ1杯
醤油 小さじ一杯
イタリアンパセリ 少々
オリーブオイル おおさじ1杯




作りかた

1.たらのカラスミをチーズおろしでおろす。

2.1と昆布茶をボールにいれておく

3.スパゲッティをゆでる。

4.ゆでたスパゲッティをお湯をきってボールにいれ、醤油とオリーブオイルを加えてすばやくまぜる。

5.皿にもりつけてパセリをちらす。

味わいは濃厚なたらこスパゲッティといった感じです。

聖パトリキウスの日

3月17日はアイルランドキリスト教を広めた聖パトリキウスの亡くなった日です。アイルランドではこの日をSt. Patrick’s dayと称して、祝うんですね。


で、なんでバルセロナに住んでいる僕がアイルランドのことを話しているかというと、僕の住んでいるマンションのとなりにキティというアイルランド・パブがあって、すごくお気に入りなんだけど、そこがSt. Patrick’s dayの近辺でお祭りをやるんですよね。

スポンサーはこのお店と、ギネスとエアーリンガス(アイルランドの格安航空会社)が入っているんだと思います。


マンションの前の大きな歩道をふさいで特設のコンサート会場がしつらえてありました。



バルセロナバグパイプバンドの行進




おなじくバグパイプバンドの演奏 アメージンググレイス


昼からギネス!!!



もう体重が200kgになろうがしったこっちゃない。これは幸せだ〜。



Qui hi ha?という地元のバンドの演奏。演奏はケルティックだけど歌詞はカタロニア語。これミスマッチと思いきや、トンデモなくかっこいい。

9人編成のバンドでリズム隊が5人いますから、とにかくリズムが分厚い。そしてそのがっちりしたリズムの上で、バイオリンとパイプが高速ユニゾンで弾き倒していくのは圧巻です。

その場でCDを衝動買いしましたよ。


みんなこうやって、帽子をかぶってコンサートを楽しんでました。


イベリコ豚のカルボナーラ

イタリアとスペインの出会い!!


材料(2人前)
パスタ 200g
イベリコハム 2切れ
生クリーム 150g
パルメザンチーズ 大匙3はい
卵の黄身 1個

黒コショウ


作り方

1.イベリコハムをキッチンペーパーの上にだし、一晩置く


2.一晩おいたハムをこまかくきざむ。


3.鍋にお湯をわかして、沸騰したら塩を大匙2はいいれ、そこにパスタをいれる。


4.生クリーム・パルメザンチーズ・卵の黄身を湯煎をしたボールの中でゆっくりとスプーンでまぜる。塩、黒コショウで味を調整する。イベリコハムに塩味がついているので、ここでは塩を抑えた方がいい。


5.ゆであがったパスタに4でつくったソースをからめて、そのうえにきざんだハムをのせてできあがり。

豚肉の黒酢ソースがけ



材料:


豚フィレ肉 300g
長ネギ 青い部分を2本
ショウガ  2かけ
片栗粉 適宜



ソース

黒酢   大匙4杯
砂糖   大匙1杯
オイスターソース 大匙1.5杯
醤油   大匙1杯
豆鼓   小さじ1杯



作り方:


豚肉にタコ糸でまとめる。


鍋に豚肉がかぶるくらいまで水をいれて、そこに長ネギとショウガをいれて40分火にかける


火からおろしたらしばらく豚肉をさまして、一口大の大きさに切る。


豚肉に片栗粉をからませて、180度で3分間揚げる



ソースを作る。鍋に材料をいれて暖め、最後に水溶き片栗粉でとろみをつける。あまり火にかけすぎると黒酢の酸っぱさが吹っ飛ぶので注意すること。



豚肉にソースをからめて、盛り付ける。

世界最速の演奏?

HiroshiMatsushima2008-03-09


ベートーヴェン交響曲第7番の第四楽章といえば、かつて「のだめカンタービレ」で使われて、かなりポピュラーになった音楽ですね。


実際にその時期、東京のすべての楽器屋からこの曲のスコア(総譜)が消えてしまったくらいだから、テレビの影響おそるべしです。



さて、この交響曲第7番第四楽章は、ゆったり、まったり、じっくり、やられてもおもしろくもなんともないですから、私はとにかく速い演奏を好んで聞いています。



カルロス・クライバーの演奏でも8分36秒かかっていますけど、これは体感的にはかなり速く感じる演奏のひとつですね。


しかし、絶対的な速さと体感的な速さを併せ持つといえば、カラヤンベルリン・フィルによる70年代の録音です。


なんといっても、演奏時間が6分36秒。7分をきっているというんだから、すごい。


たぶん、このスピードだと「のだめカンタービレ」の最終回でやっていた「コントラバス回し」は不可能です。



このスピードとグルーブ感、ビート感はそんじょそこいらのへヴィメタル・バンドにだって負けないくらい、ぶっ飛んでいる演奏ですわ。



元気をだしたいときには、これ一本です。






ところで最近、デュダメルという若手指揮者がドイツ・グラモフォンで録音した演奏で、この曲を6分14秒というこれまた恐ろしい最速なものがあることを知りました。


早速入手して聞いてみたんですけど・・・・



どうもオケが南米の若手演奏家を集めた即席集団ということもあるんでしょうけど・・・



速く演奏しようとあせるあまりに、リズムが前につんのめっているんです。


一小節の中の最後の音符の扱いがものすごく雑・・・。


一個一個の音をきちんと出していないから、リズムが上滑りしてるし・・・・


ビオラあたりの内声部のアンサンブルが雑だから、これまた音がにごってるし・・・・


かと思うと、妙なところでバイオリンに変なルバートかけさせてしまうし・・・


早い話がこの演奏、ストップウォッチ的には最速かもしれませんけど、演奏になってません。



カップリングされているベートーヴェン第5交響曲でも最終楽章でミキシングの問題なのか妙なバランスの音がなってたりして・・・・



まあ、指揮者が悪いんだか、オケが悪いんだかわからないけど、こんな演奏を発売したグラモフォンさんの度胸ってすごいと思いました。




この人、注目の新人らしいけど・・・・


あと、40年くらいしたらまた彼の演奏を聴くかもしれません。



それにしても、クラシック音楽界の人材難は深刻ですな〜。

京風梅オムライス


材料:

梅干し 大一個
卵 一個
ネギ 5cm程度
紅ショウガ 少々
ご飯 お茶碗一杯
醤油  大匙1杯
オイスターソース 小匙1杯
片栗粉 適宜
みりん 大匙1杯


ネギをみじん切りにする

梅干しの種をとり包丁でたたく

よく熱した中華鍋に少量の油をたらす。

ご飯をいれる。ご飯は電子レンジなどでかなり水分をとばしておくこと。

梅干しとネギをいれて炒める

最後に醤油を少したらすと、ご飯の表面にてかりがでる。

中華鍋からおろす。

薄焼卵をつくる。
18cmくらいのテフロンのフライパンを指で一瞬さわると温かみが感じるくらいに熱する。

そこに溶いた卵をいれて、薄くのばす。

フライパンをひっくり返して、(フライパンの中の卵をひっくり返すのではない)両面を焦げ目がつかないように焼く。

両面がやけたら、お茶碗にかぶせるように、薄焼卵をのせる。
(こういうやり方の方が、卵がきれいな色でできるので、茶巾風につくることができる。)


その上にご飯をいれて包み込む。

お茶碗をひっくり返して皿にのせる。



餡をつくる。
鍋にカップ1/2の水をいれて醤油・オイスターソース・みりんをいれて混ぜる。オイスターソースからだしがでるので、だしをとる必要はない。(ここをオイスターソースのかわりにだしをいれるのも一つです。)

水溶き片栗粉で適当にとろみをつけて、ご飯の上にかける。


きざんだ紅ショウガをのせてできあがり。



決め手は餡の固さ。

皿状の食器でだすときは、餡を固めにしないと卵が浮いてくる。緩めの餡で楽しみたいときは、茶椀状の食器で出すとよい。
餡を緩めにするか固めにするかで食感はだいぶ違う。餡を固めにすると中華風、ゆるめにする京風といったところかな??

吉田兄弟

先週、津軽三味線吉田兄弟バルセロナ公演に行ってきました。




津軽三味線とスペインのフラメンコギターでは、撥弦楽器であることと、右手側で楽器の本体を叩く音もも音楽の一部と捉えるところなど非常に似ているんですね。


ギターで弾きやすいキー(調性)は、EとAですけれど、三味線だとCだけなんですね。特に最低音の開放弦を有効に使いたいと思うとどうしてもC調の曲になってしまう。

だからコンサート全体を通じて調性が単調だという恨みがあります。

そういう意味で今回の演奏時間1時間というのは、普通の演奏会に比べて短い感じはしますが、いたしかたないところかもしれません。



このあたりが、三味線が「民族楽器」という範疇から抜け出れない原因なのでしょうね。



それに三味線で使うバチというのもクセモノのようでダウンの時の音が圧倒的に大きいし、アップダウンさせるのが難しいから、早いパッセージを弾く時には、音量を下げるか、左指のプリング・オフとハンマリング・オンに頼らなければいけない。(このあたりはギターとは弾いたことがある人しかわからない文章ですね。)



うん、なかなか弾きこなすには難しい楽器みたいですね。三味線ってのは・・・


そんな不自由な楽器でも吉田兄弟は、現代風な曲を創作して人気を得ているのですね。


たしかに彼らのオリジナルの曲は、伝統的な曲よりはるかにスリリングで面白いです。



今回だと、演奏曲の中にイントロで変拍子を使う曲があって、これが無茶苦茶かっこよかったですね。


また、今回のコンサートではサポートに打楽器奏者が入っていたのですが、このパーカッションとのコンビネーションがまたかっこよかったです。